複合拍子:6/8、9/8、12/8

音楽理論 · リズム · レベル3 · 11分

単純拍子では拍は2つに分かれます。複合拍子では自然に3つに分かれます。1拍は付点4分音符(=8分音符3つ)です。ゆりかごを揺らし、ギャロップし、ジグを踊るリズムです。

拍子記号拍の数1拍の単位単純拍子での相当
6/82付点4分音符3連符の2/4拍子
9/83付点4分音符3連符の3/4拍子
12/84付点4分音符3連符の4/4拍子
拍子記号の落とし穴:6/8拍子の6は拍の数ではなく、8分音符の数です。複合拍子で拍の数を知るには、上の数字を3で割ります。6/8 → 2拍、9/8 → 3拍、12/8 → 4拍。

身近な例

童謡『Row, Row, Row Your Boat』(こげこげボート)は、教科書どおりの6/8拍子です。1小節に大きな拍が2つあり、それぞれが3つに分かれます。

M:6/8
L:1/8
Q:3/8=60
K:C
C3 C3 | C2 D E3 | E2 D E2 F | G6 | ccc GGG | EEE CCC | G2 F E2 D | C6 |]
w: Row, row, row your boat gent-ly down the stream mer-ri-ly mer-ri-ly mer-ri-ly mer-ri-ly life is but a dream

数え方:「1-la-li 2-la-li」や「1 & a 2 & a」(ゆっくりのテンポなら「1 2 3 4 5 6」)。独特の揺れを生む4分音符+8分音符の形(「1–a」)に注目しましょう。6/8拍子では、3連符の長-短のリズムに相当します。

6/8か3/4か?

どちらも8分音符6つですが、拍は違います。3/4=8分音符2つずつの3拍(1 2 | 3 4 | 5 6)、6/8=8分音符3つずつの2拍(1 2 3 | 4 5 6)。この2つの感じ方を行き来するとヘミオラが生まれます。バロック時代(クーラントやメヌエットの終わり)や中南米の音楽で好まれた効果です(『ウエスト・サイド物語』の「アメリカ」が有名な例です)。

12/8:バラードとスロー・ブルース

M:12/8
L:1/8
Q:3/8=50
K:C
"C"CEG cGE CEG cGE | "F"FAc fcA "G"GBd gdB | "C"c12 |]

9/8拍子はもっと珍しい拍子です。バッハの主よ、人の望みの喜びよはよくこの拍子で書かれ、3つずつまとまった8分音符が途切れなく流れます。

実際には:遅いテンポでは8分音符を6つ全部数え、速いテンポでは主な2拍だけをとって、細かい分割は感じるようにします。2連符(3つ分の時間に8分音符2つ)は、複合拍子における3連符の鏡像です。

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