テンポと曲想の用語集
音楽理論 · 表現:強弱、アーティキュレーション、記号 · レベル3 · 14分
作曲家は最初の小節の上にテンポと、多くの場合曲想を書きます:Allegro con brio、Andante cantabile…これらの言葉は主にイタリア語で、解釈の鍵となります。必要なときに何度でも引けるよう、基本の用語をまとめました。
テンポ(遅い順)
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Grave | とても遅く、荘重に |
| Largo / Larghetto | 幅広く/ラルゴより少し速く |
| Lento | 遅く |
| Adagio | ゆったりと、くつろいで |
| Andante / Andantino | 歩くような速さで/それより少し流れるように(用法には揺れがあります!) |
| Moderato | 中くらいの速さで |
| Allegretto | やや快活に、アレグロより遅く |
| Allegro | 快活に、速く |
| Vivace | 生き生きと |
| Presto / Prestissimo | とても速く/できるだけ速く |
テンポの変化
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| accelerando (accel.), stringendo | だんだん速く/せきこんで |
| ritardando (rit.), rallentando (rall.) | だんだん遅く |
| ritenuto (riten.) | すぐに遅く、抑えて |
| allargando | 幅広く(遅く、多くの場合強く) |
| morendo, smorzando, calando | 消えるように:遅く、弱く |
| a tempo, tempo primo (Tempo I) | 元の速さで/最初の速さに戻って |
| rubato | 自由なテンポ、時間を「盗んで」返す |
| ad libitum (ad lib.) | 自由に |
| 𝄐 フェルマータ | 音や休符を好きなだけ長く延ばす |
曲想
| 用語 | 意味 | 用語 | 意味 |
|---|---|---|---|
| dolce | 甘く、やさしく | maestoso | 堂々と |
| cantabile | 歌うように | grazioso | 優雅に |
| espressivo | 表情豊かに | agitato | 激しく、せきこんで |
| leggiero | 軽く | con brio | 生き生きと、輝かしく |
| sostenuto | 音を保って | con fuoco | 火のように熱く |
| tranquillo | 静かに | scherzando | おどけて、戯れるように |
| sotto voce | ひそやかな声で | appassionato | 情熱的に |
| pesante | 重く | giocoso | 楽しく |
覚えておきたい短い言葉
molto(とても)、poco(少し)、poco a poco(少しずつ)、più(もっと)、meno(より少なく)、assai(とても)、non troppo(あまり~しすぎずに)、sempre(常に)、subito(突然)、quasi(ほとんど、~のように)、con / senza(~をもって/~なしで)。例:Allegro ma non troppo=速く、しかし速すぎずに。
M:4/4 L:1/4 Q:1/4=100 K:C "^dolce"E E F G | G F E D | C C D E | "^rit."E3/2 D/ !fermata!D2 |]
フランス語とドイツ語の指示
19世紀以降、多くの作曲家が自国語で指示を書くようになりました。
- フランス語(ドビュッシー、ラヴェル、サティ、フォーレ):Lent(遅く)、Modéré(中くらいの速さで)、Vif(生き生きと)、Animé(活気をもって)、Retenu(抑えて)、Cédez(譲って、遅く)、Serrez(せきこんで)、Au mouvement(a tempo)、Doux et expressif(柔らかく表情豊かに)、Sans rigueur(厳格にせず、自由に)。ドビュッシー:「Andante très expressif」(月の光)。サティ:「Lent et douloureux」——遅く、悲痛に(ジムノペディ第1番)。そしてグノシエンヌの詩的な指示、たとえば「Du bout de la pensée」(思考の先端で)。
- ドイツ語(シューマン、ブラームス、マーラー):Langsam(遅く)、Mäßig(中くらいの速さで)、Lebhaft(生き生きと)、Schnell、Rasch(速く)、Innig(心をこめて、内面的に)、Zart(やさしく)、Ruhig(静かに)、Mit Ausdruck(表情をこめて)、Nicht zu schnell(速すぎずに)。マーラーはフレール・ジャックにもとづく楽章の冒頭に「Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen」(荘重に、落ち着いて、引きずらずに)と書いています。
テンポより先に曲想を読みましょう:モーツァルトのAllegroは、まず「快活に」という意味です。Adagioはただ遅いだけでなく、「くつろいで」いるのです。その言葉がどんな感情を表しているかを考え、それにふさわしいテンポを見つけましょう。
落とし穴:Andantinoは、もともと作曲家によって、アンダンテより「少し遅く」の意味にも「少し速く」の意味にも使われていました。文脈(とメトロノーム記号があればそれ)で判断します。