手首:呼吸とフレージング

· タッチと音色 · レベル4 · 13分

手首は、腕(重みを生む)と指(それを伝える)の間の大切な仲介役です。固まった手首は音を硬くし、前腕を疲れさせます。ぐにゃぐにゃの手首は重みを逃がしてしまいます。良い手首はしなやかで能動的です。歌い手が息をする身ぶりのように、フレーズについていきます。

手首の3つの動き

  • ドロップ・ロール:グループの最初の音で手首を落とし、最後の音で上げます。2音や3音のスラーの自然な句読点です。
  • 円:うねるようなパッセージでは、手首はメロディーの輪郭に沿って小さな曲線を描き、角ばった動きを避けます。
  • 手首のスタッカート:速く切った和音やオクターヴでは、前腕は落ち着かせたまま、手首から手が弾みます。

練習1 — ため息

2音のスラーはどれも「1つ目で落とし、2つ目で上げる」で弾きます。2つ目の音はより弱く、少し短めに。音楽のため息です。

M:2/4
L:1/4
Q:1/4=60
K:C
(e d) | (c B) | (A G) | c2 |]

練習2 — 手首のスタッカート

M:4/4
L:1/8
Q:1/4=80
K:C
.[CEG]z .[CEG]z .[DFA]z .[DFA]z | .[B,DG]z .[B,DG]z [CEG]4 |]
  1. 前腕は動かさず、「空気のクッションの上に」乗せている感じで。
  2. 床に当たったボールのように、手首から手が弾みます。
  3. 最後の伸ばす和音は、しなやかに手首を落として弾きます。
よくある間違い:
  • 手首が低すぎる(鍵盤より下)こと。指が押す代わりに引っぱることになり、腱鞘炎の危険があります。
  • 音楽と関係のない飾りの手首の動き。どの動作も音のためでなければなりません。
  • 速いパッセージで固まった手首。少し揺らしてみて、動ける状態かどうかをこまめに確かめましょう。
ヒント:手首を歌い手の呼吸だと考えましょう。フレーズは始まる前に「息を吸い」(少し上げる)、終わりで「息を吐き」ます(そっと落とす)。この動作だけで、フレーズの終わりが優雅になることがよくあります。

2音や3音のスラーがたくさんあるト長調のメヌエットで実践してみましょう。

✓ レッスンのクイズに挑戦

← 前腕の回転 · ダンパーペダル:基本 →